独立自尊の教育を目指して

 

「独立とは自分で自分の身を支配し、他人に依存する心がないことを言う。自分自身で物事の正しい正しくないを判断ができるものは、他人の知恵に頼らずに独立している。」「人々にこの独立心がなく、ただ他人の力に依存してだけでいると、全国民がみな人に依存するばかりでそれを引き受ける人がいなくなるだろう。」「独立の気概がない者は、必ず人に依存する。

 

 人に依存する者は必ずその人を恐れ、人を恐れる者は必ずその人間に媚びへつらうようになる。常に人を恐れ媚びへつらう者は次第にそれに慣れ、面の皮が厚くなり、恥じるべきことを恥じず、論ずべきことを論じず、人を見ればただ卑屈になるばかりである。」(福沢諭吉著「学問のすすめ」より)

 

自分の頭で考え、自分の手足を使って情報を集め、自分の責任で判断し行動する。反対意見にも広く耳を傾け、改めるべき点があれば堂々と改め、その理由を論理的に説明できる。そして、なによりも自分自身の信念と良心を尊ぶ自立した人間になって欲しい。フィロフィア塾ではそういう教育を目指しています。    

                                   

                                             塾長 中島 豊